NMNとは？アメリカで大流行している新成分を徹底解説

2021-12-172021-12-23

いつまでも若くありたい。アンチエイジングには何が効果的なんだろう？

そんなお悩みをお持ちの方は少なくないようです。

この記事では世界中から注目を集めているNMNについて解説致します。
NMNは飲むことによって若返りの効果が期待できると著名人の間で話題になっている成分です。

この記事ではNMNとは何か、若返りの効果が期待できるのはなぜか、どうやって摂取できるか、どれほどの量を摂取すれば効果が現れるのか、NMNを実際に試してみた方の感想も掲載しています。

NMNが気になっている人、聞いたことがあるけどあまり詳しくはない方におすすめの記事です。

NMNとは?

NMNの正式名称は「ニコチンアミドモノヌクレオチド」と呼ばれるビタミンB3を材料に人の体内で作られている成分で、ブロッコリーやアボカド、キャベツ、枝豆などに少量含まれています。

NMNは体内に吸収されて、別の酵素の働きでNADが合成されます。NADは体内で長寿に関わるとされている「サーチュイン酵素」のいわば「燃料」となる重要な物質です。

「サーチュイン酵素」は脳をはじめとして、あらゆる臓器や組織の中でDNAの修復や遺伝子の働き方の調整を担っています。
サーチュインの働きが低下すると臓器や組織の機能も低下するようになり、老化や病気の発症につながると考えられています。

NMN・NADを適切に補給してあげることによって、サーチュインの機能も活性化し、臓器や細胞の若々しさを保つことができる若返り物質として世界中で話題を呼んでいます。

NMN・NADに関する研究

NMN・NADに関して、ハーバード大学、ワシントン大学、慶応大学といった世界的に権威のある大学で研究がなされています。

ある研究によるとNMN（NAD）の体内量は40代になるとピーク時の半分程度まで低下してしまうとの結果が確認されています。

NADが低下することによって引き起こされる老化現象を、逆にNADを作るのに必要なNMNを摂取することで抗老化作用が引き起こされるのではないかと考えられています。

NMNは年齢とともに減少していくので、積極的に自分で摂取することによって若々しい自分を取り戻すことができると世界中で注目が集まっています。

NMNをマウスに長期投与する実験の研究報告

マウス実験で1年間にわたってNMNを飲み水に混ぜて投与する研究を行いました。
マウスは生後5カ月～17カ月までの期間で、人間にすると20歳～60歳までの年齢にあたる期間です。

結果として加齢にともなう体重増加が抑えられ、代謝が活性化したとの報告がなされています。
他にも骨密度の増加、ミトコンドリア機能の活発化が確認されています。

人間で言うところの「中年太り防止」や「骨粗しょう症防止」が見込める効果です。

NMNで若返る理由

NMNで若返る理由のひとつにサーチュインの活性化があります。
前述したようにサーチュインの働きが低下すると臓器や組織の機能も低下するようになり、老化や病気の発症につながると考えられています。

NMNによってサーチュインが活性化すると代謝が促され、若返りを促すことができます。

NMNを摂取することによってミトコンドリアの機能が活性化することも若返りに役立つと言われています。
ミトコンドリアはわたしたちの細胞ひとつひとつの中にあって、食事などにより摂取した栄養をエネルギーに変えてくれる大切な存在です。ミトコンドリアは栄養をエネルギーに変換すると活性酵素を排出します。

いわばミトコンドリアを動かすと排気ガスが発生してしまうわけです。

若い細胞のミトコンドリアは燃費が良いので、排気ガス（活性酵素）の量は少ないですが、年老いた細胞のミトコンドリアは燃費が悪くなり、たくさんの排気ガス（活性酵素）を出してしまいます。
この活性酵素は体に悪いのはもちろんですが、ミトコンドリア自身も傷つけてしまうため、活性酵素が増えると、さらに燃費を悪くしてしまう悪循環に陥ってしまいます。

NMNは、骨格筋、肝臓、心臓および眼を含むさまざまな代謝器官においてミトコンドリアの機能が活性化することが報告されています。